学習する際の注意点

「暗記」ではなく「理解」する

プログラミングを学習していて挫折しやすいのが、言語を暗記しようとすることです。プログラミング言語は歴史の長いものもあれば、現在進行系でどんどん生み出されている言語もあります。今日までポピュラーだったものが明日には違う言語に置き換わることも珍しくない、日進月歩の世界です。
また、コードの書き方はアプリによっても異なるため、暗記が通用しないのです。既存のコードを暗記して覚える分には問題ないでしょう。ただ、どのコードを活用すべきかは、案件によっても異なります。応用力を高めるためにも、暗記ではなく理解することが大切です。プログラミングとは何か、仕組みや役割といった土台部分から理解して、言語の習得に励みましょう。

学ぶ目的を決める

何かを学習するとき、なぜ学習するのか、学習して何を達成したいのかを明確にしておかないと、モチベーションを保ち続けることが難しくなります。それはプログラミング言語の学習も同様で、とりあえず知識をつけておきたいといった漠然とした理由では挫折しやすくなるでしょう。また、プログラミング言語は多岐にわたり、目的によって学習する言語が違います。深く考えずに学習に取り組んで、結果的に目的にあまり活かせない言語だったとしたら後悔することになりかねません。
たとえば、目指したい職種・収入アップを図りたいなど、目的に合った言語を集中的に学習することがおすすめです。これらの目標を達成するためには、数日や数週間程度では難しいでしょう。長期戦になることも踏まえて、途中途中でさらにこまかい目標を設定しておくのがモチベーションを維持するためのコツです。最終ゴールまでの道のりを考え、ゴールに近づいていることをしっかり実感できるようにすることで学習意欲も湧いてきます。

学習環境を整える

前述したように、プログラミングの学習は長期戦になることも考えておきましょう。学習が長期に及んでもモチベーションを保ち続けるには、学習環境を整えることが重要です。学習環境とは、プログラミング学習に対応できるスペックのPCやネット環境、デスク周りなどさまざまな条件が挙げられます。
学習用だからと、あまりスペックの良くないPCを使用していると非効率です。学習は、効率よく進むかどうかもモチベーションに関係します。できるだけ快適に学習が捗るように、まずは環境を整えてみましょう。